菌床シイタケ 全国最優秀賞　「のとっこ」

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町長に報告　「亡き先代の父が後押し」

寺分の農事組合法人「のとっこ」は、菌床シイタケの出来栄えを競う「第３０回サンマッシュ品評会」で、県内で初めて、最優秀賞の「ゴールデンサンマッシュ賞」を受けました。
４月３日、上野誠治代表理事が役場で持木一茂町長に受賞を報告し、「亡き先代の父が後押ししてくれた」と喜びを語りました。

品評会は２月、三重県桑名市で開かれ、全国の生産者らが計約９９０点の菌床シイタケを出品。シイタケの大きさや厚み、形の美しさや均質さなどが審査されました。上野さんは「大会に合わせ、従業員で協力して厳しい品質管理をしたことが良い結果につながった」と振り返りました。
上野さんは金沢工業大を卒業後、建設会社勤務を経て１０年ほど前に、実家のシイタケ農家を継ぎました。平成２８年にのとっこを設立し、現在はハウス８棟で菌床を６万個以上管理し、年間７０トン以上のシイタケを出荷しています。
昨年１１月に父繁雄さんが７２歳で他界。「受賞を一緒に喜べなかったことが唯一の心残り。父が力をくれて最高の賞が受賞できたと思う」と語りました。
持木町長から「他の農家のモデルや励みとして、これからも活躍を」と声を掛けられ、「今後は収穫体験により力を入れるなど、消費者にさらに身近に思ってもらえる生産者になりたい」と意欲を示しました。

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