人の暮らしを支える「里川」の役割を考える
参加者は身近な川の役割について理解を深めた
清野准教授は、川をあるべき姿で残すには流域自治体の合意形成が必要と語った
水生生物は河川の自然状況を反映する「モノサシ」と話す谷口さん
能登町と国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニットが主催する「第5回能登の里海シリーズ講座」は9月17日、国民宿舎能登やなぎだ荘で開かれました。
テーマは「里山と里海の仲人 ~能登地域の暮らしを支える里川~」。地域の暮らしや食文化、環境を含めた視点で川の役割について考えるこの講座には約60人が参加しました。
初めに九州大学大学院の清野聡子(せいの・さとこ)准教授が「里海を支える里川の役割」と題して講演。次に、元柳田村立黒川小学校長の谷口正成(たにぐち・まさしげ)さんは、教員生活のかたわら40年にわたり町野川で続けてきた水生生物調査について報告しました。
パネルディスカッションでは、清野准教授と谷口さんに加え、前柳田河川漁業協同組合長の山下勝男さんと県観光スペシャルガイドの藤平朝雄さんの4人が、川がどのように文化を育んできたのかなどについてそれぞれの専門分野から発表しました。
かつては町野川の鮎などで作られた「ひねずし」について語る山下さん
藤平さんは町野川の文化について説明した
国連大学のイヴォーン・ユー研究員が司会を務めた
町野川の下流域である輪島市町野町からも参加があった
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