震災以降、能登町で復興支援を続けてこられた宮城県東松島市(旧鳴瀬町)出身でヴァイオリニストの鹿嶋静さんと、ニュージーランド出身でピアニストのスティーブン・スモールさんが、12月15日、16日に「ふるさとからプロの道へ」と題して、芸術を通しての災害支援を目的とした生演奏や楽器体験の提供を、町内の全小中学校で行いました。二人はともに小さな町で育ちながらも、その道のプロとして世界で活躍されています。

二人は「きらきら星」や「チューリップ」といった皆が聞いたことのある楽曲をワルツなどに変調して披露したほか、鹿嶋さんがヴァイオリンの弾き方を特徴を交えながら教えました。弓には馬の毛が使われており、それを弦に垂直に当て軽く弾くことがきれいな音色を奏でるコツだそうです。


児童生徒との懇談では、鹿嶋さんは「私は高校卒業後、音楽の学校に進んだが、譜面を書いたり、歌うのは苦手。でもこうやってプロのヴァイオリニストとしてやっていけるのはその他の作業を得意な人にやってもらい、ヴァイオリンの練習に集中しているから。自分の得意と苦手を知ることは大事だが、そのためにみんなの年齢ならまずは勉強してみて判断することが必要。」と自身の経験を通してアドバイスをしました。


スティーブンさんは「夢を実現させるには前向きな思考と努力が必要。人生は扉を開くことの連続。大人になったら経験の少ない人の為に扉を引いてあげてください。」と自分自身の意思と周りの人の応援による力の大切さを教えていました。

また、この会をコーディネートされた、三重県志摩市出身で震災支援をきっかけで真脇に在住されている岩城ひろこさんは「人間は無意識なものも含め、毎日3万5千回の選択を行っている。その選択を夢に向かって意識的にしていくと夢の実現につながるはず」と話しました。
 

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