日本酒が注がれた、「能登杜氏組合」の文字が入っている器の写真

能登杜氏の酒

長い棒の先に小さな板をつけた櫂でタンクの中をかき混ぜている3人の杜氏の写

酒造り風景(櫂入れ)

四角い木箱の中に入ったお米を手作業でかき混ぜている写真

酒造り風景(室仕事)

能登が全国に誇る技能者集団

能登杜氏

 2千年の歴史を有し、日本文化の結晶といわれる日本酒。その酒造り技能集団の統率者を「杜氏(とうじ)」、他の人々を「蔵人(くらびと)」と呼びます。
日本四大杜氏に数えられ、何百年もの間受け継がれてきた匠の技は、能登町が全国に誇る伝統文化です。

 全国には30近い杜氏集団が存在しますが、その中でも岩手県の南部杜氏、新潟県の越後杜氏、兵庫県の但馬杜氏、そして石川県の能登杜氏が日本四大杜氏と言われています。
 それぞれに酒造りの流儀があり、同じ杜氏集団内で切磋琢磨と情報交換を行いながら技能を受け継いできました。それが杜氏集団ごとの酒の個性となってあらわれており、一口に言うと南部は「香り高い酒」、越後は「淡麗辛口」、但馬は「骨太」、そして能登は「濃厚で華やか」と評されています。

 大吟醸酒造りの名手を多く輩出し、吟醸酒造りは「能登流が一番」といわれるようになった背景には、気候風土や食環境はもちろん、たゆまぬ努力がありました。「能登はやさしや土までも」といわれているように、純粋でねばり強い能登の人情が酒にも表れているからではないでしょうか。

 今でも多くの名杜氏を輩出する能登町は「能登杜氏のふるさと」として広く知られ、この地で育った能登杜氏たちは、全国各地の酒蔵で活躍しています。

特別純米酒谷泉と書かれた商品ラベルの写真

谷泉(能登町の地酒銘柄)

純米竹葉と書かれた商品ラベルの写真

竹葉(能登町の地酒銘柄)

大吟醸大江山と書かれた商品ラベルの写真

大江山(能登町の地酒銘柄)

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