「のと寒ぶり」のタグが付けられた、丸々とした寒ぶりの頭のアップ写真

能登の寒ぶり

丸い平皿に、脂ののった寒ぶりの刺身が盛られた写真

刺身

茶色の焼き色を付けたぶりカマの塩焼きが皿に置かれカボスと大根おろしが添えられている写真

カマの塩焼き

 冬の能登半島へ来たなら絶対に味わいたい「のと寒ぶり」。

 12月頃から翌年2月頃にかけては寒ぶりのシーズン。
 能登では、冬が到来し雪の降る頃に鳴る雷を「ぶり起こし」と言います。このぶり起こしが鳴ると、「のと寒ぶり」が港にあがり、魚市場を賑わせるシーズンの到来です。

 極寒の日本海で育った天然物でまるまる太った「のと寒ぶり」は、最高の脂の乗りと、引き締まった身で、刺身は脂で醤油も弾くほど。
 江戸時代の能登の寒ぶりは、一般に販売される前に「御用鰤」として加賀藩へ献上されていたブランドものです。

 能登町の飲食店・宿泊施設では、寒ぶりのお造りや焼き物、定番のブリ大根などのほか、その店々の創作料理や能登の食材をふんだんに使ったお食事が堪能できます。

 冬の時期しか味わえない、能登町の味覚「のと寒ぶり」を是非ご賞味ください。

能登宇出津港のと寒ぶりのタグ

 4キロ以上のブリを、宇出津港では更に4~7キロを小ブリ、7キロ以上をブリと呼んでいます。その中でも、冬季限定(12月上旬~1月末)で品質、鮮度に自信をがある10キロ以上の厳選したブリには平成17年12月より「宇出津港のと寒ぶり」のタグを付ています。

のと寒ぶりの美味しい訳

 回遊魚であるブリは6~7月頃北上を始め、夏から秋にかけて北海道の海域に過ごします。10月下旬頃より産卵するために、南下を始め、そのうちの一部が新潟から富山湾の中に入り、能登町沿岸周辺の定置網に水揚げされます。富山湾は入江となっており、富山、能登半島の山々から栄養素が海に流れています。このため、良質のプランクトンが豊富であり、富山湾に入ったブリは、栄養豊かな小魚を沢山食べて、丸々と太ります。また、能登のブリは暖流から寒流の流れに乗って、身が引き締まり脂の乗った状態になる事で、丁度食べ頃(冬の寒)の時期に能登の沿岸で捕獲されています。この事から、能登の寒ブリは他の地区のものとは違って、自信の持てる美味しいブリだと言えます。

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